RagicXデータ取扱い・セキュリティ方針
施行日: 2026年5月1日
TENSORVERSE株式会社(以下「当社」といいます。)は、当社が提供するRAG(検索拡張生成)ナレッジベースソリューション「RagicX」(以下「本サービス」といいます。)における顧客データの取扱い及び情報セキュリティについて、以下のとおり本方針を定めます。
第1条本方針の位置づけ
本方針は、本サービスに入力、送信又は保存される顧客データについて、利用目的、AI学習への不利用、安全管理、保存、バックアップ及び削除に関する基本的な取扱いを説明するものです。本方針は「RagicXサービス利用規約」の一部を構成します。個別契約、申込書、注文書、仕様書、SLAその他当社と契約者との間の個別合意と本方針が抵触する場合、個別合意が優先します。
第2条用語の定義
「入力データ」とは、契約者又は利用ユーザーが本サービスへアップロード、入力、送信又は保存するPDF、Word、Excel、画像、テキスト、データベース情報、プロンプト、設定情報その他の情報をいいます。
「出力データ」とは、入力データ及び利用ユーザーの指示に基づき、本サービスが生成又は提示する回答、要約、翻訳、比較結果、レビュー結果、抽出情報その他の出力をいいます。
「顧客データ」とは、入力データ及び出力データを総称したものをいいます。
「一時処理データ」とは、処理待ちジョブ、処理進捗、セッション情報、一時ファイルその他本サービスの処理過程で一時的に生成される情報をいいます。
「ログ」とは、アクセスログ、操作・監査ログ、利用量ログ、稼働ログ、エラーログその他本サービスの運用に伴って生成される記録をいいます。
第3条基本原則
当社は、顧客データを、本サービスの提供、保守、障害対応、サポート、セキュリティ確保及び法令遵守に必要な範囲でのみ取り扱います。
顧客データに関する権利は、契約者、利用ユーザー又は正当な権利者に留保されます。
当社は、顧客データへのアクセスを業務上必要な者に限定し、目的外利用を行いません。
当社は、情報漏えい、滅失、毀損、改ざん、不正アクセスその他のリスクに応じ、必要かつ合理的な安全管理措置を講じます。
第4条AI学習及びモデル改善への不利用
当社は、契約者の個別かつ明示的な同意なく、顧客データを、生成AIモデルその他機械学習モデルの事前学習、追加学習、ファインチューニング、強化学習、評価、モデル改善又はこれらに類する目的の学習データとして利用しません。
第5条顧客データの利用目的
- 文書の登録、解析、テキスト抽出、検索用データへの変換、検索、回答生成、要約、比較、レビューその他契約された機能を提供するため
- 契約者から依頼された設定、導入、移行、サポート及び障害調査を行うため
- 本サービスの安定運用、負荷管理、不正利用防止、セキュリティ監視及びインシデント対応を行うため
- 利用量の計測、請求及び契約上の利用制限を管理するため
- 法令、裁判所又は行政機関の適法な要請に対応し、当社又は第三者の権利を保全するため
第6条外部サービス及び再委託先
当社は、本サービスの提供にあたり、クラウド基盤、データベース、ストレージ、API、認証、監視、メール配信その他の外部サービスを利用し、又は業務の一部を第三者に委託することがあります。当社は、セキュリティ水準、データ取扱条件、保存条件、AI学習への利用条件及び法令遵守状況を確認し、必要な契約上及び技術上の措置を講じます。
外部サービス又は再委託先に顧客データを取り扱わせる場合、当社は、本サービスの提供に必要な最小限の範囲に限定し、秘密保持、目的外利用の禁止、安全管理、事故報告、再委託管理及び契約終了時の返却又は削除に関する義務を課します。
第7条提供環境及びデータ分離
本サービスの提供環境は、個別契約又は仕様書に定めます。契約者専用環境で提供する場合、当社は、個別契約等に定める範囲で、ネットワーク、データベース、ストレージその他のリソースを契約者ごとに分離します。
第8条アクセス権限管理
当社は、顧客データ及び本サービスの管理機能へのアクセス権限を、職務上必要な者に限って付与します。
権限付与、変更及び削除を管理し、退職、異動又は担当変更時には速やかに見直します。
特権アカウント及び管理者権限を必要最小限に限定し、認証及び操作記録を適切に管理します。
契約者は、利用ユーザーの権限を業務上必要な範囲に設定し、不要となったアカウントを速やかに停止又は削除する責任を負います。
第9条通信及び保存データの保護
当社は、利用者の端末と本サービスの間の通信について、一般に認められた暗号化通信を使用します。また、データベース、ストレージ及びバックアップに保存される顧客データについて、クラウド基盤その他の機能を用いた保存時暗号化を適用します。暗号鍵及び認証情報は、業務上必要な範囲で適切に管理します。
第10条ログ管理及び監査
当社は、本サービスの安定運用、障害対応、利用量計測、セキュリティ監視、不正利用防止及び監査のため、必要な範囲でログを取得します。ログへのアクセスを制限し、改ざん、漏えい及び不正利用を防止するための措置を講じます。ログは、目的及び種類に応じて保存期間を設定し、期間経過後に順次削除します。
第11条脆弱性及びインシデント管理
当社は、利用するソフトウェア、ライブラリ及びクラウドサービスの脆弱性情報を収集し、リスクに応じて更新、設定変更その他の対応を行います。
顧客データの漏えい、滅失、毀損、不正アクセスその他のセキュリティ事案を認識した場合、事実確認、影響範囲の特定、封じ込め、復旧、原因分析及び再発防止を行います。
契約者に重大な影響を及ぼす事案については、法令、個別契約及び事案の性質に応じ、判明した事実、影響、対応状況その他合理的に必要な事項を契約者へ通知します。
第12条データの保存場所
顧客データは、原則として、本サービスの提供に使用するデータベース及びストレージに保存します。処理過程で生成される一時処理データは、一時領域に保存され、処理完了又は所定期間の経過後に自動的に失効又は削除されます。具体的なクラウドリージョン、国外移転の有無又は専用環境の構成について個別の条件がある場合は、個別契約又は仕様書に定めます。
第13条契約期間中の保存
当社は、契約期間中、本サービスの提供に必要な範囲で顧客データを保持します。ただし、契約者が本サービス上で削除操作を行った場合、保存上限を超過した場合、禁止行為又はセキュリティ上の重大な危険がある場合その他利用規約又は個別契約に定める場合は、この限りではありません。契約者は、必要な顧客データについて、自らの責任で適宜バックアップ又はエクスポートを行うものとします。
第14条契約終了後の削除
利用契約が終了した場合、当社は、法令上の保存義務、未払金の確認、紛争対応、セキュリティ調査その他合理的な理由がある場合を除き、原則として契約終了日から30日以内に、稼働環境に保存された顧客データを削除します。契約者専用環境の場合、当該環境の停止及び廃棄を含む方法により削除することがあります。
契約者は、契約終了前に必要なデータをエクスポートしてください。契約終了後は、当社が明示的に合意した場合を除き、顧客データの復元又は提供を保証しません。
第15条バックアップ
当社は、本サービスの安定運用、障害復旧及びデータ保全のため、データベースその他必要なデータのバックアップを取得する場合があります。バックアップは暗号化その他の安全管理措置を講じ、障害復旧、セキュリティ対応その他本サービスの運営上必要な目的に限って利用します。
バックアップの保持期間及び削除方法は、利用プラン、提供環境、クラウド基盤の仕様及び個別契約に応じて定めます。
第16条標準的なデータライフサイクル
本サービスにおける顧客データその他のデータは、データの種類、利用目的及び提供環境に応じて、サービス提供に必要な期間保持し、当該目的の達成後又は契約終了後、当社所定の方法により削除又は失効させます。
| データ種別 | 契約期間中 | 契約終了後 |
|---|---|---|
| 業務データ | サービス提供に必要な範囲で保持 | 原則として所定期間内に削除 |
| 一時処理データ | 処理完了後、所定期間経過により削除又は失効 | 自動失効又は環境廃棄により削除 |
| ログ | 運用、障害対応及びセキュリティ管理に必要な期間保持 | 所定期間経過後に削除。ただし、法令対応等に必要な場合を除く |
| バックアップ | 提供環境に応じた期間保持 | ローテーション又は環境廃棄により削除 |
注:本表は標準的な取扱いを示すものであり、実際の保存期間、削除時期及び削除方法は、利用プラン、提供環境、クラウド基盤の仕様、法令上の保存義務、障害・セキュリティ調査その他合理的な事情により異なる場合があります。個別契約等に別段の定めがある場合は、当該定めが優先します。
第17条個人情報及び機微情報
顧客データに個人情報が含まれる場合、当社は、契約者の委託を受け、本サービスの提供目的の範囲で取り扱います。契約者は、個人情報、要配慮個人情報、営業秘密、医療・金融情報その他機密性の高い情報を入力する場合、当該入力及び当社への処理委託が適法であることを確認し、必要な権限、同意及び社内承認を取得するものとします。
個人番号(マイナンバー)、クレジットカードの完全な番号、認証用秘密鍵その他、個別契約で明示的に許可されていない高機密情報は、原則として入力しないでください。これらを取り扱う必要がある場合、契約者は事前に当社へ相談し、個別の安全管理条件を定めるものとします。
第18条法令等に基づく開示
当社は、裁判所、捜査機関、監督官庁その他法的権限を有する機関から適法な命令又は要請を受けた場合、必要最小限の範囲で顧客データを開示することがあります。法令上禁止される場合又は緊急の場合を除き、当社は契約者に事前又は事後に通知するよう努めます。
第19条削除依頼及びデータ返却
契約者から顧客データの削除又は返却の依頼を受けた場合、当社は、対象範囲、本人又は権限の確認、技術的実現可能性、バックアップ、法令上の保存義務及び個別契約を確認したうえで、合理的な範囲で対応します。特別な作業、媒体提供又は標準機能を超えるデータ抽出が必要な場合、別途費用を請求することがあります。
第20条本方針の変更
当社は、法令の変更、本サービスの仕様、利用する外部サービス又は安全管理措置の変更その他合理的な理由がある場合、本方針を変更することがあります。本方針が利用契約の内容を構成する場合、その変更については、「RagicXサービス利用規約」に定める規約変更の手続に従います。
第21条お問い合わせ
本方針及び顧客データの取扱いに関するお問い合わせは、次の窓口までご連絡ください。
事業者名:TENSORVERSE株式会社
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
代表者:代表取締役 鈴木裕太郎
お問い合わせフォーム:https://tensorverse.jp/contact/
附則
本書は、2026年5月1日から施行します。